高齢医の移転開業とコロナ禍閉院

○旧斎藤耳鼻咽喉科医院のホームページです。28年間に亘って、無床診療所における耳鼻咽喉科診療を続けてまいりましたが、2020年6月休院、9月に閉院いたしました。

○本ホームページも閉鎖をと考えましたが、試行錯誤しながらリニューアルしております。よろしくお願いいたします。

○ページ最上部の写真と文章は、Jimdoスタッフに依頼・作成した当時のままです。固定電話は既に撤去し、通話は出来ません。上の写真右は、移転前の医院2階窓から眺めた岩木山(小さなロゴは旧@nity HPより)、左は弘前城と下乗橋です。

 日経メディカルonlineシリーズ、医師人生のキャリアプラン「早期リタイア」か「死ぬまで現役」か、という問いに対し、「早期リタイア」が46%、「死ぬまで現役」が54%となり「死ぬまで現役」がわずかに多かったものの意見が拮抗する結果となったという。

 2018年12月頃に旧医院のテナント契約を延長せず、2019年夏で閉院しようと考えた。

 閉院を考えた最大の理由は、高齢となった私の年齢ですが、契約していたテナントはエレベーターの無い2階に有り、高齢になっても通院されていた方々や、幼児を抱いて通院される方々の階段上がり降りも気にかかっていた。

 熟慮後、20年前に旧医院近くの住宅団地内に建築した家屋を改修し、医療機器の大半を移転、2,3の中古医療機器を買い足して、この地で診療を継続した。

 なお、10年前頃から、閉院を考えて電子カルテは導入しなかったので、移転時コストの一部が相殺されたと考えている。

 家屋は、車数台を駐車出来るように、前を広く開けて建ててあり、古いカルテ、中古医療機器、医学雑誌、父親から遺産の書籍などを保管していた。

 2019年5月の移転開業後、筆者自身の実診療経験について弘前市医師会報に計7回投稿した。当初は、3年間の診療継続を予定して移転開業したものの、コロナ禍に遭遇し、予定を繰り上げて1年後に閉院した。

 閉院時の、コロナ禍は1,2年後には収束するであろうとの予測は外れ、2022年4月現在も流行が続いている。高齢者が感染すると重篤化しやすいので、外出を控えて、上記市医師会報投稿原稿と、以前、各誌に投稿した原稿等を基に本HPを更新しておりましたが、4月5日に巳年随想改編・旅行記等一部を削除し、最近、新聞にロボット関連記事が掲載されるので、追記しております。

 なお、数年前から新しいパソコンを購入しておらず、少し前からレセプト用ミニタワー型パソコンをリニューアルし、パーツを少し買い足して保有SSDにWIN10をインストールした。レセコンには、back up用プログラムがインストールされていたためか、リニューアルにはかなり手てこずったが、認知症予防を兼ねた趣味でもあり、4月下旬に、ようやく軽快に動くようになったので、本稿も同機器を使用して追記した

   2,022年7月、部品交換後Win10から8.1に戻してあったので、Win10に再度バージョンアップ、7月末、に戻して使用している。自宅用には、Win11のNOTE PCを新規購入し、Win11の習得を開始した。

 

 2,022年4月、青森県労働局から、以前に診療した患者さんに関する意見書提出の書面が郵送されてきた。初診月日不明で、労働局から本人に問い合わせてもらったところ、診察券

は無いが、凡その年が判明したので、新患原簿・保存カルテを探して意見書作成、提出した。

 カルテ保存義務期間は5年間で、本事項をきっかけとして、私以外でも探し易いように、カルテ整理をした。

 閉院前2年前後受診患者さんのカルテと、それ以前受診のカルテが別に保存してあり、番号順に並べ直す単純作業ではあるが、カルテを見ながら、患者名を見て、当時の状況を思い出すことも少なくなく、高齢者の脳活になった。